きろく

個人的な記録の置き場所。スーパードルフィーに関してがメイン。

フルチョレポ 事の始まりのつづき 〜我、SDオ迎エヲ決意ス〜

 かなり、SDのお迎えに心が傾いてきた。頭にあるのはフルチョイスオンリー。
 迷いもあった。決してお安くはないのだ。
 だから、ひとつ賭けてみることにした。
 数年前からジャラジャラと貯めていた小銭貯金があった。コンビニ袋がパンパンに膨れるほどにいっぱいの小銭が。
この合計額が、

 5万円以上=迷わずフルチョイスしろよ。すれば分かるさ。何がさ?
 5万円未満=フルチョイス?なにそれ?美味いの?

ってするのだ。
 5万円に設定したのはフルチョ費用の半分以上という事で。さすがに満額をカバーするほどは貯まっていないだろうし、だいたい5万くらいが超えるか超えないかのボーダーだろうと思ったので、賭けるには良い線だと思った次第。
 9月下旬。コンビニ袋に入った重さ13kg分(ヘルスメーターで測った)の小銭を抱えてマイメインバンクへGO。カウンターにドチャリと袋を置いて勘定を依頼する(自分の口座に入金する)。待つことおよそ30分。結構待たされるのね。確認を繰り返していたんだろうな。
 結果…

                ¥58,641-

 正直言って5万を超えるとは思っていなかった。2進法にすると¥1110010100010001-だ。桁がぶっ飛びすぎて思ったより有り難みがないぜ。
 ちなみに明細を貰えて全部で4870枚、1円>10円>5円>50円>100円>500円、の順に多かった。
 
 進むべき道は示された。


 その数日後。遅めの夏休みと称し、まとまった有給休暇を強引に取得して、千葉の先っちょまで一人で旅行に行ったんだけど、その帰り道に何故か横浜店に行きまして、フルチョイスメイクのサンプルブックをパラパラと嗜んでおりましたらば、店員様に
「フルチョイスに興味がおありですか?」
なんてアプローチされちって正直に
「目下検討中です」
なんて答えたら、けっこうグイグイ(ってほどじゃねぇけどよ)教えてもらっちゃって。
「人形らしいパッチリお目目より、細い目の方が好みなんです」
と伝えるや
「それなら26番ヘッドとかどうですか?」
なる答えで、サンプルブックの26番を見せてもろうたら
「…あぁ、コレだ」
ドンズバ。

  ま、まぁまぁまぁでもでもでも?
   他にも色々?
    やっぱり検討とか検討とか検討とか?
     したいし?

 で、一旦持ち帰り。
 しかし、自分にはなんら縁のない26番という数字が、これほど強烈に脳裏に刻まれようとは!生年月日にも年齢にも身長体重にも26なんて数字は無いにも関わらずだ!なんということだ!
 帰宅後に、またネットの海でチャプチャプやってると、ステキ26番ヘッドの画像がけっこうある。多分、金山で砂金探すより楽に出る。
 他のヘッドだと
「やぁ、ステキだね」「やぁ可愛いお嬢さん」
ってな具合だが、26番のステキメイクの場合は
「…Oh…ジーザス…ナンテコッタ。オレはまさにコレを探していたってのに、今までいったい何をグズグズやっていたんだ?」
とまでは思わないけど、そこそこにショック。衝撃的にため息出ちゃうのよね。
ふぅ…
 それはまさに、大野季楽さんのビスクドールを初めて見た時と同じ程の衝撃だったのでござった。マジで。
 しかし、私が思うメイクを施された26番さんの画像が無いじゃない。
 笑わず、口角下げ、眉上がりなキツめメイクの26番さんがいない。
 笑ってないけど眉下がりとか。眉上がりだけど口角も上がってたり。みんなそれぞれに美しいのだけれど、26番ヘッドにキツめメイクは合わないのかしら?なんて。あとスゲェキレイなメイクをされてるとオーナーさんが自分でカスタムっちゃってたりして、素の26番じゃねぇんじゃね?とか。
  悩みが我が心を苛む日々。
   ならばいっそ、と他のヘッドにも心が揺れる…
    示された道にさえ茨が茂っていようとは

 そんなジ・アルフィー、ある日。
 所用ついでに天使の窓を訪ぬる。2度目の訪問。
「こまめのスーパードルフィーちょこっとカスタムレッスンvol4」のサンプルをパラリと見る。あれって最初の方のページだけ見れて、「続きは買ってからのお楽しみ」状態に綴じられてるんだけど、その時のvol4のサンプルだけは何故か全ページが見れる状態になってましたとさ。
 そんでそこに、26番ヘッドの紹介ページがありましたとさ。
  まさに私が思うメイクの子が載っていましたとさ。
   もはや大いなる力(その主はドSの傾向)の導きを感じずにいられないことはない。
    見えざる力に抗えず、vol4を買って帰りましたとさ。

つづく