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きろく

個人的な記録の置き場所。スーパードルフィーに関してがメイン。

DAGUERREOTYPE ACHROMAT ART LENS

 オーストリアのロモグラーフィシェという会社、通称ロモグラフィーが出した「ダゲレオタイプ アクロマートレンズ」が届いた。

 1839年に発明されたダゲレオタイプなるカメラに搭載されたレンズで、世界初の光学レンズなのだそうだが、詳しいことは知らん。そのレンズをベースに現代用として復刻させるための資金をクラウドファウンディングサイトで募っていて、面白そうだからと出資したのが4月。12月発送の予定だったが、それが早くも11月に送られてきた。クラウドファウンディングの方は目標の100万円をはるかに超える1600万円以上が集まったようで、いくつかオマケも付いてきた。

 レンズが届いて数日後に

「お待たせしました!レンズを発送しましたので到着までお楽しみに!」 

なんてメールが届いた。時空の流れが乱れているのかな?

 

 箱を持って、意外にズシリと重くて小びっくり。そして箱がレンズの箱とはとても思えないくらいに半端なくオシャレで大びっくり。

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先日ゲットしたフォクトレンダーの箱も渋くてかっこよかったが、全く違う格好良さに

ニコンよ、お前のところのダサい箱はもっとどうにかならんのか?」

と、ニコンユーザーとしては思わずにはおられなんだ。

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こんな書類の封筒みたいなハトメが付いている。落ち着いた青と写真がプリントされた箱に、ちょっと時代遅れな感じもするハトメが組み合わさって、レトロレンズの現代版という、このレンズらしさが感じられると思ったが考えすぎか。

 

内容は

・レンズ本体

・ウォーターハウス式の絞りプレート

・本革製のレンズポーチ

・マニュアル

・解説本兼写真集みたいな本(英語のみ)

・クリーニングクロス

となっている。

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蓋をあげるとまず解説本が目に飛び込んでくる。ていうか、いきなり女性の首が3つ並んでこっちを見ているからびっくり。蓋は側面の紐でこれ以上開かないようになっている。

 品質保証カードも入っていてスゲェ汚ぇ手書きの文字でシリアルナンバーが書いてあって、品質保証責任者のサインもあるが全く読めねぇ。サインはともかくシリアルナンバーは素直に印字すれば良いのに

「こんなに汚い字ではかえって信頼を損ねてしまうのでは?」

とも思える。このレンズはロシアで製造されているらしいので、ロシア人の字なのかな。

 

 レンズは開放がF/2.9で焦点距離は64mm。揃って変な数値だ。

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 ウォーターハウス式絞りプレートは、プレートごとに異なる大きさの穴が空いていて、それをレンズのスリットに差し込んで使う。穴の大きさによって絞り値が変わるもので、丸い穴のスタンダードタイプは開放2.9の次が4.0で以後は1段ずつF16まで。

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他にルミエールとアクエールというアートタイプのプレートもあって、それぞれにもちゃんとF値が設定されている。

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上がルミエールで下がアクエール。ウォーターハウス式は面倒臭いが、このレンズはそもそも使い勝手を云々するレンズではないと思う。

 

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これはクラウドファウンディングのオマケで付いて来た絞りプレート。

 

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絞りプレートを差し込んだところ。

 

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レンズを前から見ると中のプレートが思いっきり見える。

 

 色は真鍮とブラックの2色あって、「レトロなレンズだし真鍮一択だろう」と真鍮を選択したが、ピカピカに磨かれたその姿は、まぁ昨今のカメラには不釣り合いな見た目である事は否定できようはずもない。

 フィルター径は40.5mm。保護フィルターとオレンジフィルターもオマケで付いてきた。オレンジフィルターはちゃんとデザインされた箱にパッケージされていたが、保護フィルターは無地の白い箱に入っていた。箱に「UV加膜」と書かれたシールが貼ってあったが、中華製か?

 当然レンズ情報なんてカメラには送られないし、マニュアルフォーカスだ。フォーカスリングは重い。んでピントが掴みづらい。

 最短撮影距離は0.5m。レンズ構成は1群2枚。でもズッシリとした重さを感じる。

 

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ボケの形が絞りプレートの穴の形になる。この「ウォーターハウス式の絞り」が1番の特徴だろうか。

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次の2枚はスタンダードタイプの絞りプレートで撮影。F2.9だったと思う。

ぼんやりした写りでレトロっぽい…かな?うまく撮れればロマンチックな写真に仕上がりそうな気がする。

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扱いが面倒くさいので外で使うのは少し億劫だ。あと、とにかくピントが掴みにくい。 

 

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