北海道旅行2日目 その5
だいぶ気温が下がってきた。漁港周辺ではカモメが頻りに鳴いていた。人気のない漁港と曇天とカモメの鳴き声は、心淋しい。
脇道の先に鹿の群れを見つけたので寄り道してみた。
林の中に逃げ込んで、こちらの様子を伺っている。この内の1頭が飛び跳ねていたが、ドスンドスンと軽やかな跳躍に反する音を響かせていた。当たり前だけど、やっぱり重いんだな。
あと、カラスも多い。
空き地、空き家、枯れた樹木に倒れた樹木も多い。曇天の空がとても良く似合う。
線路が道路脇を走っている。根室行きの列車が追い抜いていった。
落石駅に到着。もうかなり暗い。列車が来るまで30分くらい待つ。
駅舎の中は時間になると照明が灯るタイプなので、暗くても時間まで待つ他無い。トイレは駅舎の電話ボックスがある側に回ると、入口がある。汲み取り式のトイレなので入り口を別にして、臭いが駅舎内に入らないようにしているのか。
列車が来る頃には、すっかり暗くなっていた。帰りの車窓からは何も見えない。途中で停車したので何かトラブルかと思ったら、駅に到着しただけだった。駅さえも真っ暗で何も見えない。
この日の晩御飯は、釧路で居酒屋に入った。ザンギも魚介も美味かったし地酒の福司も美味かった。
素晴らしい、ほんとに素晴らしい一日を過ごした。