きろく

個人的な記録の置き場所。スーパードルフィーに関してがメイン。

FUJIFILM X-T3

 カメラをFUJIFILMのX-T3に買い替えた。

 理由は、趣味での使用ならAPS-Cで十分であること。フルサイズではカメラボディもレンズも大きく重くなり、価格も大きく負担も重くなるから。一眼レフのファインダーやシャッターを切ったときの感触などの官能性は、趣味なればこそ、とても捨てがたかったが、いずれのメーカーも今後はミラーレス中心になって行くだろうから、自分も思い切った。

 FUJIFILMを選んだ理由は

  • フィルムシミュレーションの出す色が綺麗だから。
  • XマウントがAPS-Cサイズだからレンズも全てAPS-C用になる。カメラがAPS-Cなのにレンズはフルサイズ対応だと無駄が大きいが、他のメーカーの単焦点レンズはフルサイズ対応ばかり。そしてFUJIFILM単焦点も十分にラインナップされている。しかし、サードパーティーは少ない。
  • クラシカルなデザインが良い。ただ、ともすれば、意識高い系のおしゃれアイテムみたいにも感じられそうで、引っかかるところ。

 メーカーを乗り換えるということで、惜別の情を抱きつつも今までのカメラもレンズもアクセサリーも下取りに出せるものは尽く出して、X-T3ボディとレンズ4本と少しの現金をゲット。

 カメラボディは、FUJIFILMからは3機種のフラッグシップがラインナップされているが、中でもX-T3は一番オールマイティーな感じで、最新のセンサーとプロセッサを搭載しているので選んだ。フラッグシップなのに20万円以下で購入できたのもAPS-Cであるおかげか。

 レンズは全て単焦点で、

  • XF16mmF2.8 R WR
  • XF23mmF2 R WR
  • XF35mmF2 R WR
  • XF60mmF2.4 R Macro

の4本。60mmだけ新同品の中古。新品より1万円くらい安かったから。より大口径で評判も良いレンズも検討したけど、せっかくAPS-Cのミラーレスに変えるのだからと、コンパクトさのメリットを優先した。

 単焦点が楽しいので今のところズームを買う予定はないが、10mmからの広角ズームと400mmまでの望遠ズームは買うかも。

 

 少しづつ操作に慣れていく必要を痛感する。前のカメラではスイスイと操作できたものだが、メーカーが変わると操作前に「えーっと…」が挟まる。時々「?」が挟まることもある。

 写りは上々。とても綺麗だ。今はフィルムシミュレーションを効かせてjpgで撮っている。いずれはRAWも利用するかもしれないけど、現像ソフトにロクなのがないという盲点があった。

 Lightroomは使い勝手に文句はないがサブスクだけになったので使いたくない。Ver.6のときに買い切り版を買ったが、サブスク版を買わせたいがために、買い切り版の購入ページへたどり着くのに非常にわかりにくいデザインにしていたのは根性が腐っているので、アドビは滅びてしまえばいい。あとカメラキャリブレーションで自動的にアドビスタンダードという色の汚いプロファイルが適用されやがる。余計な真似をするな。

 Capture One Express FUJIFILMはなんか使いづらい。

 SILKYPIXはRAW File ConverterもDeveloper Studio for FUJIFILMも動作が重くて、ストレス製造ソフトだ。ちょっとした操作の度にMacのディスプレイにレインボーマークがくるくる回って虹の橋を渡らせようとする。このストレスの前には如何な美しい写真もゴミと化す。ゴミとカス。

 DxO PhotolabはまさかのFUJIFILMサポート外という仕置き。フジのX-transの独自カラーフィルター配列が徒とは…

 RAWで撮影する場合は頑張ってCaptureOneに慣れるしかなさそう。

 

 室内で試し撮り。記念すべき最初のモデルは志良。ホワイト肌の美しいことよ。外からの自然光のみ。ホワイトバランスは忘れた。

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レンズはXF60mmF2.4 R Macro。フィルムシミュレーションは何だったっけ?真ん中はたしかクラシッククロームだった気がする。Velviaだと頬のチークがケバかった。

 露出の調整をダイヤル操作で行うのは面倒くさそうだと思っていたが、思ったより気にならなかった。もっと操作になれたらもっと気にならなくなりそう。

 シャッターを切ったときの感触は貧弱すぎて、とても優しい父母の下での暖かい日々から一転、意地悪な親戚に引き取られひもじい思いを強いられたかのような、悲しい気持ちになる。あの音と感触を思い出して遠い目をしてしまいそうになる。強く生きるべし。

 

 次のモデルは我が家の黒猫様。

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こっちはXF23mm F2 R WR。フィルムシミュレーションはACROSの+2の温黒調だったと思う。前のカメラではモノトーンはあまり使わなかったが、X-T3だとそれなりに様になる絵が撮れて楽しい。具体的に何が違うのかは全くわからないけど。操作に不慣れでややストレスを感じながらも楽しさを感じるのはX-T3の出してくる絵が良いからだろう。

 

 さよならニコン