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きろく

個人的な記録の置き場所。スーパードルフィーに関してがメイン。

SDミディのフルチョレポ (SDM F-20)

  SDミディでフルチョイスを行うことについて、漠然とした希望を以前から持っていたが、その実施時期については全く未定であった。始めから決まっていたのは、サイズがSDミディであることと女の子であることだけで、コンセプトも何番ヘッドにするかも決まっていなかった。
 しかしイメージを具体化させる作業を自然発生的に始めたのが3週間くらい前だろうか。とにかく色々なヘッドの様々なメイクを画像検索して妄想に明け暮れた。果てなく霧のように広がっていた掴みどころのない沢山のイメージが、お互いに引かれ合いゆっくりと凝縮され、次第次第に形が定まり始め、やがて、
 「さぁフルチョイスをしようか」
という衝動に変わる。
 
 2015年11月某日。晴れ。
 
 オーダーを行うのは、もちろんマイメインすみかである天使のすみか横浜店だ。
 午前中はもともと予定していた別件の用事を済ませる。正午過ぎに適当なラーメン屋で昼食。
 大体13時頃、リニューアルオープンから約1ヶ月の横浜店にコンニチワ。
 
 初めてフルチョイスを行った時の横浜店は、鶴屋町の少しカビ臭い雑居ビルの中で小ぢんまりとして落ち着いた雰囲気であった。窓の外からは近隣の工事現場で稼働する重機の音が、店内BGMを支えるように薄ら聞こえていた。私はあの雑居ビルの雰囲気がとても好きだった!
 今の横浜ビブレの中に移ってからは圧倒的に広くて綺麗になったけど、レジカウンターと撮影スペースの間にフルチョイスカウンターがあるので、そのオープンな雰囲気はちょっと落ち着かない。他のお客さんの動きの中に置かれているようで集中しにくいし、何かに賑わっているとアドバイザーさんとの話が聞き取りづらいこともある。店内レイアウトを再考していただきたい。
 
 ま、それはさておき。
天使のすみかに足を踏み入れてまずは新作のドレスを見たり、ワンオフモデルを見たり、ウィッグなどパーツ類を見たりしながら、横目でチラチラと店員さんの動きを確認し、声をかけるタイミングを探る。これは同時に、いよいよフルチョイスに臨む自分の緊張が落ち着くのを待っている、儀式的行為とも言える。
 程よいところで
「すみません、フルチョイスをお願いしたいんですが」
と伝えると、それを受けた店員さんが準備を始める。
 横浜店のカウンターには椅子が置かれていないが、フルチョの時に出してくるシステムのようだ。出された椅子はキャスターがコロコロとよく動き、また座面が後ろに傾斜しているので、深く腰掛けると足で床を蹴るような力がかかってコロコロと後ろにコロコロ下がってコロコロコロコロ…嗚呼…遠ざかる…コロコロしまうので、浅めに腰をかけるが吉。
 
 店員さんより
「何かイメージはお決めになっていますか」
的な質問が出たので、「そのセリフが聞きたかった!」と言わんばかり(実際言わないけど)用意していた資料をおずおずと提出する。イメージやメイクの内容を書いた文章と、参考の画像を3枚。パソコンで作ってコンビニのマルチコピー機でプリントしたのだ。
 文章の方は全体イメージ、アイライン、二重ライン、粘膜部分、眉、まつげ、リップ、チークなどの項目について「ここは☆☆のメイクを真似て」とか箇条書きしたもの。画像はその参考元にしたモデルの画像で、どれもボークスのHPから拝借した公式のもの。MSD-F-35ヘッドのワンオフモデルとDWCヘッド#3のメイク例とMSD-F-20のメイク例。今回のイメージは基本的にこの3タイプのツギハギになっている。一応矛盾などがないようには気を付けた。
 
 オーダーはこれを手掛かりに進めていく。
 
 まずは、ヘッドとスキンカラーのチョイスから始まる。
 ヘッドの候補は、
 ・ストレートに美人だと思う20番
 ・横浜店に見本として展示されているのがすごく美人で可愛い30番
 ・横浜店で期間限定で選べる37番。
この3タイプで1週間前まで迷っていた。
 F-37ヘッドは非常に強力な可愛さを持っているけど、フルチョイスで選ぶよりコーディネートモデルとかで選びたいタイプ。自分的には、
・フルチョイス=メイクしっかりの完全武装モデル。
・コーディネートモデル=ナチュラルな雰囲気の普段着的モデル。
ってイメージがある。37番は後者であって欲しいのだ。
 F-30ヘッドは、横浜店に展示してある見本が、「他ならぬこのヘッドをお迎えさせてくれまいか」って言いたいくらいナイス。「このメイクそのもの」ってオーダー内容だけで十分なくらい綺麗。ただ、鼻が高すぎるのが気になって選択肢から外れることになった。
 F-20ヘッドはかなり人気なのか、見かける数も多いのが気になったが、私のイメージするタイプの子は見かけなかったので、メイクで差別化できることを期待してチョイスすることになった。
 スキンカラーは、みやがノーマル肌だったので今回はホワイト。
 
 次にグラスアイ。
 イメージしていたのは、鳶紫か金茶A。とりあえず薄めの色キボンヌ。金茶Aは思ったより茶色味が強かった。鳶紫はイメージ通りだったので、これに決定。一応他の色も見せてもらったけど、決意が揺らぐことはなかった。
 サイズは16mm。これはイメージ通り。
 取り付けはなし。
 金色系はHGグラスアイでヘイゼルとかを購入すれば良かんべ。
 造形村グラスアイは裏側が平らになっているが、すみかでオーダー時に使うサンプルのグラスアイにはその平らな部分に何ぞフック状?のものを貼り付けてあり、付け外しとか視線調整とか扱いやすそうに工夫されていた。真似してみよっか。


 次にウィッグ。
 ウィッグはフルチョイス限定が多い。中でも自分はパールホワイトが好きだが、この色は全てフルチョイス限定。みやの時もパールホワイトで3種選んだくらいで、とりあえず「フルチョイスならパールホワイト選んどけ」みたいな思考回路が脳内に形成されている。なので今回もこの色で決まりだね!スタイルはストレートロングだ!って思っていたのだが、このヘアスタイルが前髪はともかく後ろ髪まで全てパッツンの日本人形タイプとは想定外DEATH。これは何と言うか「ロングおかっぱヘア」だ。
 結局、他のスタイルも試させてもらい、ハーフアップミドルウェーブのパールシルバーに決まった。このスタイルは残念ながらパールホワイトの設定がなかったけど、シルバーもかっこよかったからイイのだ。今回のオーダーではウィッグが一番迷ったかも。この程度で一番だから、ほとんど迷いなく進められたと言えるだろう。
 でもやっぱり「あの色」が欲しかったのと、ショートスタイルも抑えておきたかったので、パールホワイトのショートボブを追加した。他のショートスタイル(確かフラッフィーショートっていうのとセンターパートショートとかいう名前だった気がする)は試めさせてもらったけど男の子っぽかったから除外。
 
 まつげ。
 参考にしたMSD-F-20のメイク例のまつげが良かったのだが、これは二重に貼ってあるのでフルチョイスではできないと言われた。「とりあえずボリュームが欲しい」ってことを伝えると、一番高密度なタイプのまつ毛をつけているワンオフモデルがちょうど展示中とのことで、ありがたいことに現物で確認できた。ところが、これが野球帽のツバみたいになっててなんか違う。結局メイクサンプルブックの中から好みに合うものを選んだ。
 色はブラウンで内付けとした。
 オプションでもいいから二重貼りもやってくれると嬉しい。
 
 首から下のパーツは、ボディは女の子ボディ。腕は普通タイプ。ハンドパーツは指がスラッとしたフルチョ限定の11番。脚はロング脚でフットパーツは普通タイプ。
 オプションでお迎えドレスの女の子タイプとサドルタイプスタンドを加えて、里帰りオプションはパーティングライン消しとコーティング。
 ミディボディはパーティングラインが目立たなくなったというし、鶴屋町時代にスタンダードのダイを見せてもらった時は脚も腕もパーティングラインは確認できなかった。ただ、個体差があるのかよく分からないが、今回のオーダー時にカウンターに出されたサンプルのボディはだいぶ目立っていたし、目立つ子もいれば目立たない子もいるような話をネットで見かけたので、念のため今回のオプションに加えることにした。
 後になって気づいたけど、今のお迎えドレスって花鳥シリーズで、女の子用のシューズは草履なんだよね。普通足だと鼻緒に対応できねぇじゃん。まぁいいけどよ。
 テンションゴムの張りの強さは「ミディボディはポージングがしやすいので、そんなに強くする必要はないでしょう」というアドバイザーさんの言葉にならって普通にしておいた。
 
 これでパーツ選びは終わり。続けてメイクのオーダーに入る。
 
 「イメージの固まっているところから進めましょう」
というアドバイザーさんの言葉で始まる。
 まずは全体のイメージ。
 生々しく妖しく、冷笑している感じ。色味は赤系。
 それからアイメイク、眉、まつげ、口元、チークと進めていったかな。
 基本的には、目や口など部分ごとに幾つかのメイク例から色味や形や描き方を参考にしてまとめていくコラージュ方式。ただ眉毛はちょっと変えてあって、用意していた画像に合わせたのは角度と書き始めの位置だけで、長さとか形は自分の発想からオーダーした。ま、それでもメイクブックから似たようなのを探して「こんな感じ」ってなったけど。
 具体性がどれくらい必要なのか分かると準備しやすいかも。リップの色で「◯◯のメイクよりピンク寄りに」というのだと具体性に欠けるみたいで「メイクブックの中にイメージと合う色はありますか?」と問われた一方、眉の色で「△△のメイクよりワントーン明るく」だと、それ以上は求められなかった。どのパーツのメイクなのかとかアドバイザーさんのさじ加減にもよるのかもしれないけど。
 目元のグロスは参考にしたメイクに合わせてもらった。唇のグロスはなし。歯の塗装もなし。ホクロ、そばかすもなし。
 あとは、フィニッシャーさんが上手くまとめてくれるだろうから、大船に乗ったつもりでワクワクして待つのみ。極端に細かったり矛盾した内容でない限りは、「お察し」して仕上げてくれるという日本的な職人の仕事ですな。
 
 アドバイザーさんがオーダーシートに一生懸命に書き込んでいるのを待っている間、魔界で体内に埋め込まれた虫が心臓を食い破ろうとするのを押さえ込んでいたり、サンプルブックをパラパラ見たり、他のお客さんの会話に聞き耳を立てたり、百世代前のご先祖様を想像してみたりしてたが、ふとレジの方を見たら、そこに展示されていた期間限定パーツのSD-F-54ヘッドの横顔が美しくて目を奪われた。ちょっとした待ち時間はずっと眺めていた気がする。
 最後に、オーダーシートをチェックして間違い等のないことを確認して署名。代金は内金だけ払って残りはお迎えの時に支払い。
 お迎えセレモニーは希望せず。
 オーダーに要した時間は大体2時間くらい。
 
 オーダーを始める前は「追加購入とかオプションは付けない」って考えでいたんだけど、実際の場面では「これも付けといてください」ってなってしまう。フルチョイス限定とか言われちゃうと…。自分だけの特別な一体ですしね。コーディネートモデルだろうとワンオフモデルだろうと、自分が気に入れば特別なんだけどさ。
 値段的には(オプションの数とか違うけど)みやの時の6割程でエコ(エコノミー)。
 まぁでも、ボークスニュースの誌上限定通販とか今度のドルパとかでまた出費があるから厳しいな。
 来年のどこかでまた里に遊びに行きたいしなぁ。
 MSDサイズだと、あとは29、33、35が好みかな。ただ29番は顔の造形は度し難いほどにタイプなんだけど付け耳なのが引っかかるのよね。33と35は今のところ里限定だし。ていうか、すみかで選べるのが29、30、31、32ときて、33を飛ばして34って…そこはやっぱり商売上の戦略があるんだろうな。
 あぁ、20番さんの名前も考えないとなぁ。正式な命名はお迎えしてからだけど、候補っつーか方向性っつーか、モヤモヤ考えておく必要ありだな。
 
 オーダーシートはコンビニでコピーをとって、さらにスキャンしてpdfにて保存。みやの時はコピーをとってなくて手元に残せなかった。
 大船に乗ったつもりでワクワクして待つのみ、とか言ったけど、やっぱりどんな風に仕上がってくるのか僅かながら不安はある。大丈夫とは分かっていても、そんなもんだ。
 このワクワクドキドキが2ヶ月!!
 これがフルチョイスだ!!
 
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