きろく

個人的な記録の置き場所。スーパードルフィーに関してがメイン。

遠足 第十一回 鋸山

 今回の遠足は、千葉県の鋸南町。鋸山の日本寺に行ってきた。
 週の前半では雨になるという天気予報だったが、当日は晴れ。先月がことごとく天候に恵まれなかったので、殊更嬉しい。
 京浜急行京急久里浜駅下車。改札を出て東口に出ると久里浜港行きのバスが待機しているので乗車。片道10分ほどで久里浜港に到着する。切符を購入して乗船。ほどなく出発。バスの時間がフェリーに合わせてあるのか、連絡が非常にスムーズでノーストレス。

f:id:l_912y:20151212101232j:plain

 出発前のフェリーから久里浜港

 東京湾の上では、ウミネコと鳶がフェリーに付いてきた。船尾で餌をあげている人がいるので、その餌が目当てみたいだ。

 ウミネコは距離を保って飛ぶので撮影しやすいが、鳶は高いところから下降して獲物を捕らえるので、ちょっと難しい。現場ではウミネコの方が可愛く見えるけど、写真でよく見るとウミネコは目が怖い。鳶の方が可愛く見える。

f:id:l_912y:20151212103747j:plain

 こっち見んな

f:id:l_912y:20151212104148j:plain

 鳶。接近して来る時はスピードがあるので捉えるのが難しい。
 
 久里浜から金谷まで40分くらい。下船したら歩いて鋸山のロープウェイ乗り場に向かう。徒歩で10分くらい。切符を購入(片道500円)。久しぶりに手にした硬券の切符にちょっとテンションが上がる。片道4分で山頂まで。

f:id:l_912y:20151212114847j:plain

 山頂駅の展望台から金谷湾を見下ろす。
 駅から非常に歩きにくい道をしばらく進むと、日本寺に入る。入り口で拝観料600円を払う。敷地は非常に広く、かつ各エリアを繋ぐルートはほとんどが階段になっている。
 行き帰りでロープウェイを利用しする方法、ロープウェイで来て表参道から歩いで帰る方法(ロープウェイは裏側にあたる)、表参道から来てをープウェイで降りる方法が考えられるが、全体を見ようとするとどれも脚に厳しいと思う。特に表参道から入る方法は、相当に強い脚を持っていないとキツいだろうと思う。
 敷地の中はけっこう観光客がいたが、なぜか千五百羅漢道と表参道はほとんど人がいなかった。表参道は徒歩で入るルートなので、まぁわかるけど山寺っぽい雰囲気は一番出ていた。
 お寺は西暦725年創建なので古いが、仏像はだいたい新しい。百尺観音と大仏は昭和。千五百羅漢も江戸時代だ(大仏も原型は江戸時代)。
 石仏はたくさんいるけど、お堂は小ぶりなのが2、3あったくらいに思う。お坊さんの姿も見なかった。大仏広場の売店と管理所人はいたけど、他は敷地内の手入れをしているような人くらいで、なんだか変な感じのお寺だった。

f:id:l_912y:20151212121624j:plain

 百尺観音

f:id:l_912y:20151212123124j:plain

 地獄覗き

f:id:l_912y:20151212124128j:plain

 千五百羅漢

f:id:l_912y:20151212131501j:plain

 大仏広場

f:id:l_912y:20151212135217j:plain

 仁王門

 
 境内を出てJR内房線保田駅に向かう。距離は1.5kmくらい。表参道から国道127号線に出ると目の前に元名海水浴場が広がる。国道沿いは歩道が極狭なので砂浜を歩く。硬めの浜で比較的あるきやすい。

f:id:l_912y:20151212141056j:plain

 元名海水浴場
 国道に戻ってコンビニに寄った後、内房線沿いの道に映る。
 とにかく静かだ。足を止めれば聞こえるのはどこかでさえずる鳥の声くらいしかない。人の声も車の音も聞こえない。田舎の路地裏で郵便のカブが走る姿は驚くくらいノスタルジックであった。
保田駅に到着し、時刻表を確認すると5分後に浜金谷方面行きが出る。非常にタイミングがいい。これに乗ればフェリーの出発までロスタイムはないに等しい。逆に乗り損ねていたら、次の電車は1時間後だし、次の船は2時間後だ。駅の周辺は何もない。しかもみんな日本寺の階段地獄で脚がヤバイ。
 
 日本寺は過酷だったが、千葉の雰囲気はいい。フェリーで来たのは初めてだが案外楽だった。館山とか白浜まで行くのに使ってもいいかもしれない。