きろく

個人的な記録の置き場所。スーパードルフィーに関してがメイン。

撮影画像の左端が右に出る

 Macjpegの話。平たく言えば撮影画像の表示エラー。

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パッと見では気付き難いけど、画像左端を細く切り取って右端にくっ付けたみたいになっている。画像が壊れているわけではなくMacが起こしている表示のエラーらしい。

 

 X-T3に変えて3ヶ月くらいした時に初めて出てきて、 頻度は少なかったので気にしていなかったのだが、最近頻発してきて危機感を覚えた。SDカードのエラーとか転送時の問題とか色々と富士フイルムに相談し、時間をかけてようやく原因判明に至ったが、画像左上に真っ白い領域がある画像をMacOSの標準プレビュー表示で見ると発生する。カメラの仕様としてjpeg画像にはファイル破損防止情報を埋め込むらしく、この情報とMacOSの間でエラーが発生するとこうなる。同じファイル破損防止機能を持つカメラはメーカーに因らず発生し、原因はMacOS側にあるとさ。なので、カメラの液晶モニタでは当然ながら問題はないし、無線でiPhoneに送って見てもエラーは起きない。調べたところ、他社カメラユーザーがほぼ同様のエラーを取り上げた記事が1件だけ見つかった。

 実は既知の問題だったみたいで「これまでにもapple社に対して改善要望を出している」との話。しかし原因判明まで約1ヶ月かかったり、イメージングプラザで相談した時には、修理受付のスタッフの方のお二人は症状に心当たりがなかったようだったり、レアなエラーということか。発生条件は珍しい条件とは思えないが、レアなエラーだとすると今回示された条件以外の条件もあるのではないかと訝しむのも吝かではなきにしもあらず。

 X RAW Studioを使って露出を下げたらエラーが直った。「真っ白い領域」の大きさや範囲や輝度の程度とか詳細は富士フイルムとしても不明らしい。撮影時に白飛び領域を検出したら自動で調整してくれる機能とかできないものかしらね。逆光で撮影することも多いので、個人的にこのエラーが出やすい。

 

 画像は壊れてないのでMacOS標準の表示を使わないで別の編集ソフトの使用を検討して、という解決策しか出してくれなかったけど簡単に扱えるからjpegがいいのに、一々編集アプリを立ち上げるのも面倒くさい。

  RAW画像でも同じエラーは発生する。撮影情報にjpegのサムネイル画像を格納しているので、恐らくそれに起因しているのでは、とのこと。

 

 とりあえず、白飛びに怯えながら撮影する心構えで、エラーがでたらうんざりしながら直すかファイル破棄か。