きろく

個人的な記録の置き場所。スーパードルフィーに関してがメイン。

SDM F-20 2人目 フルチョイス

 ミディサイズの20番ヘッドは良い。全く既に承知のことではあるし、20番だけが良いわけではないのも承知だが、ある頃からその思いをより強くした。特にウチの琳が非常に良い。というわけで、新たにフルチョイスを行うならばミディサイズの20番で決めていた。

 

 自主的誕生日休暇で仕事を休んだ平日。だがしかし、その数日前から身体に痛みがあったので午前中に病院に行ったら、そのまま手術になり、意識が遠のく程の激痛に苦悶。しかし色々と予約を入れていたりもするし、せっかくの誕生日休暇は無駄にすまいと、痛みを抱えたまま横浜で昼食アンドすみかを訪問。

 まず、お迎えドレスとグラスアイの在庫状況を確認。ミディサイズ女の子用のお迎えドレスはまだ在庫あり。グラスアイも見せてもらえて、結構キレイな物が残っている…

どうしようか。フルチョやっちゃう?

などと自問。術後の痛みがまだあったので躊躇したが、この日を逃せば誕生日フルチョは来年になってしまう。別に誕生日フルチョにこだわる必要はないのだが。他のお客さんの予約も入っていないようだったし、で決行した。

 まさかこんな痛みを負いつつ臨むことになろうとは微塵も思ってなかったが、メイク資料は用意してきてあった。ちょっと場当たり的に始めてしまったフルチョ。しかし7回目ともなると、いついかなる時でも問題ない、と思えるくらいには慣れたつもり。

 

 初めにオーダーシートに個人情報を記入している間にヘッド、スキンカラー、性別を伝えて、それが用意される(サイズはお迎えドレスの在庫確認時に伝わっている)。

 SDミディの20番ヘッド、PSフェアの女の子。

 同ヘッドの琳の姉妹ということにしたが、どっちが姉とか妹とかはない。歩宇をフルチョイスする時に本当は20番ヘッドのコーディネートモデルをお迎えする気で天使の窓に赴いたのだが、展示されていた36番ヘッドの可愛さに心を奪われて決意を曲げて以来、ようやく二人目の20番ヘッド。SD58番ヘッドの志季と志良に続き、二人目は2回目。

 基本パーツを順にチョイスしていく。

 まつ毛は今回はぱっちり目にしたくて外付けで付けてもらおうと考えていたのだが、聞けば、外付けはアイホールの際(キワ)に貼り付けられるそうで、見上げる形で顔を覗き込むと貼り付けているところが見えたりもするとか。その辺に神経質な人にはあまりオススメしないと、わざわざ忠告されたあたり、けっこう好みが分かれる点なのだろうかな。自分がまさにそんな気にするタイプなので悩んだ末にいつも通りの内付けに落ち着く。タイプも色も琳と同じ。しかし、「外付けって言っても内側のギリギリくらいでしょ?」くらいに考えていたけど、アイホールの際に貼り付けると、睫毛を剥がした時にアイメイクまで剥がれてしまわないのか?そこまで脆くないか。

 グラスアイは16mm。今回は新色が4種類あった。ドームが高くて光を受けやすい新しいタイプ。2018年のフルチョイスシステムが刷新された頃から出てきているタイプなのかな?実際にヘッドに取り付けるとグラスアイ単独で見るよりも色が暗く見えるので、気になる色をノーメイクヘッドに仮当てしてもらい確認。志良と同じキレイな青紫系の物が一点だけ残っていたのでソレと(志良のは18mm)、グレー系のもの。桜みたいな落ち着いたピンクのアイもあって気になったが、単独で見れば綺麗に見えたが、取り付けてみるとちょっと充血眼っぽく見えたのでやめた。一応18/9mmも見せてもらったけど、ドームの低いタイプのみで色も真新しいものはなかった。いつの頃からか緑のアイをぼんやりと探しているが、なかなか「これは!」と思える物に巡り合わない。

 ウィッグはフルチョ限定カラーから、ハーフアップミドルウェーブのハニーゴールドとアシンメトリーショートシャギーのパールシルバー。ハーフアップは扱いが苦手だけど好きなスタイル。ショートも好きだが、何故かマニッシュショートがフルチョのウィッグにラインナップされていない。いつもはウィッグ選びに結構迷うが、今回は割とあっさり決めた。交換用のウィッグも、もう随分あるので追加する必要もなかったけど。

 ボディに関してはほとんど迷う余地は無い。女の子ボディに普通のアームパーツ。ハンドパーツは11番をチョイスして3番を追加。レッグパーツは羽多と同じくすわりっこにした。アドバイザーさんによれば、すわりっこ脚の場合はテンションゴムの張りは普通が良いとか。きつくすると、ゴムの張力に負けて勝手に座ろうとするらしい。足は普通足のみ。

 オプションアイテムは、ヘッドデコレパーツはリアル系の黒耳を選んだが、オーダー内容変更期限を過ぎてから思い直して、シンプルタイプにしておけばよかったと、大した問題ではないけど、これはチョイスミス。あとお迎えドレスのトゥインクルセーラーと下着セットを追加。

 里帰りサービスは全部盛り。

 まぁ、ここまではほとんど決めていた内容通りなのでスムーズ…でもなかったけど、やっぱりグラスアイは悩み所。まつ毛も外付けか否かで逡巡した。

 

 オーダーメイク。

 イメージは琳の姉妹で、少しませた娘。琳をオーダーした時と同じく「色味は赤系で生々しい感じ」と文言を入れてもらった。

 メイク資料は2枚。1枚は琳の顔写真。2枚目は外国の有名女優の写真で眉の参考にさせてもらった。今回のキモはこの眉毛。しっかり太め濃い目の眉毛でオーダーした。ネットで太眉のかわいいドール写真を見たのがきっかけで、今回のフルチョイスのメイク内容を考え始めたので、同じメイクにしようとは思わないまでも、しっかり太眉は外せないポイント。同じメイクを目指すわけではないので、何か似たような太眉の参考画像を探していて見つけた写真を資料とした。他に限定モデルとフルチョイスハンドブックとメイクブックから色味とかを参考に。

 全く余談ながら、全てのオーダー終了後にアドバイザーさんが資料を専用のメイク資料シートに貼り付けていた。この用紙は初めて見た。オーダー後に京都に送られて、以後は向こうで管理されるらしいので、基本的にオーナーも見ることは少ない用紙のようだ。

 表現方法でアドバイザーさんと相談することはあったけど、メイク内容自体に悩むようなことはなくスムーズに進んだ。基本的には姉妹である琳に合わせたつもり。今回は初めての歯の表現あり。歯の表現は「あり」か「なし」かのみで細かい指定はなかった。もしかしたら「フルチョイスハンドブックの何ページの何番ヘッドくらい…」とか言えるのかもしれないけど。そして志良に続いてホクロあり。志良が泣きボクロだったけどこっちは艶ボクロ。ニーアオートマタの2Bと同じにした。唇の縦線とグロスあり。琳はグロスなしにしていたが、今回は艶ぼくろとリップの艶で色気が出てませた感じになれば嬉や。

 痛みが気になって、やや集中を欠いていたがオーダー内容に不足はない、はず。オーダーを終えて、カードで全額払い。大金を現金で払うのもいとおかしだが、やっぱりキャッシュレスは楽。

 こんな御時世なので、アドバイザーさんと自分との間に透明なシートが挟まれていて、お互いにマスクも着用してるから、声が聞き取りづらい場面もしばしば。

 お迎え待機モードに入ると、ちゃんと可愛い娘がやって来てくれるか不安になる。これはいつものこと。今まで6人をフルチョイスしていつも不安になりながら結局は杞憂であった。

でもだがしかし、

今回は眉の個性が強いしなぁ、と。

もっとじっくり考えた方が良かったかなぁ、と。

誕生日フルチョに拘らず体調万全の時に臨めばよかったかなぁ、と。

まぁ、人生なんて不安と後悔ばかり。それでもイケちゃうものだ。結果オーライだ。この場合の結果とはオーダーした子をお迎えして、その後に気に入ることができるか否か。お迎えした時は「う〜ん…」と思っても、付き合っているうちに「いいじゃん!」って思えれば、世は全て事も無し天下泰平万々歳ってなものだ。

 きっとナイスな可愛い娘が来てくれるだろう。

 むしろ、お迎え予定日は9月中旬から下旬だけど、体調的にどうなっているかが不安。

 そういえば、お迎えセレモニーを初めてやってみることにした。平日の午前中だと他のお客さんが少ないらしいので、また仕事休んで行こうと思う。

 名前は既に候補有り。スタンドは買わねば。

 

 お迎えまで長ぇェよなぁァぁ。